【梅雨の疲れの対処法】愛媛 四国中央市 漢方 自然薬 相談 自律神経失調症
2015年7月3日
梅雨真っ只中で、
最近多いのが「体がだるい…疲れが抜けない…頭が重い…むくむ…」
という梅雨独特の体調不良です☆
梅雨は疲れが抜けきらないんですよね…
なんでか??
窓開けると今、外ってすっごい湿気っぽいですよね。
湿度80%とか…90%とか…
普段僕たちの体は汗をかいたり、おしっこをする事で水分を体の外に逃がしてるんですよね♪
それで体の中のバランスを取ってるわけですが…
しかーーーし!!
湿度が80%、90%あり、しかも暑い!!
となると、
体の中も湿気っぽい。
外も湿気っぽい。
ってなわけで、湿気が体の外に抜けなくなるんですよΣ( ̄ロ ̄;)
それで重ダルくなるのが一つと、
もう一つ。
体の中で一番湿気を嫌う臓器ってご存知ですか??
それは胃腸系なんですね☆
体の中の湿気が多くなると胃腸系の働きが鈍くなります。
そうすると?
食べたものがエネルギーになりにくくなって、
疲れが取れにくくなったり、ダルクなったり、むくんだり…
風邪を引きやすくなったり…
いろんな症状が出てきます!
なんか最近だるいな〜とか、疲れが抜けないな〜とか、
思い当たる節のある方は、
「胃腸の疲れ」考えてみてください。
対処法は、
身体から余分な水分を出してあげることです。
1日の終わりに半身浴をして汗をかいたり、
冷たい飲み物で胃腸を疲れさせないようにしたり(ビールとか一発よ(笑))、
急に沢山食べて胃腸を驚かさないようにしたり、
する事が大事ですね☆
それと、やっぱり野菜ってすごい力があって、
特に夏にできる野菜(トマト・きゅうり・とうもろこし・枝豆など)には、
利尿効果と胃腸の働きを整える働きとが備わってるんですね!!
とうもろこしのヒゲなんかは利尿薬として漢方でも使いますからね〜♪
自然ってすごいですよ(o^^o)
もぅ食養生で難しいこと抜きにして、
旬の野菜を食べると大体間違いないです!!
その時期にはその時期の体をケアするための栄養素や働きを持ってるものがほとんどです!!!
自然はすごい!!
それでも疲れが抜けないー!
だるさが抜けないー!むくみがひどいー!頭痛が!頭重がー!風邪よく引くー!とかの方はいつでもご相談ください☆
自然薬は水を抜き、疲れを取るの得意ですからね☆
元気に夏を迎えたいですもんねー!!
【花粉症に負けない体を作ろう!】愛媛 漢方 四国中央市 自然薬 花粉症
2015年2月27日
目がかゆい〜
鼻がかゆい〜
くしゃみがキツイ〜
鼻水が〜鼻づまりが〜Σ( ̄ロ ̄;)
花粉症の方はつらい季節になってきましたね。
「けんさーん!花粉症に効く薬ないのーーΣ( ̄ロ ̄;)!?」
って質問が増えてきました☆
答えは…
「あります!」
花粉症って同じ量の花粉を取り込んでも症状が出る人とそうでない人がいますよね?
その違いは何なんでしょうか?
漢方的には花粉症は、水分代謝が悪く、余った水分が「毒」となって症状が現れると考えられ「水毒」と呼ばれます。
鼻水、涙、くしゃみ全て「水」を外に出そうとしている症状ですよね。
つまり花粉症とは体の中の余った水分(水毒)を体が追い出そうとしているだけなんですよ。
水分を取り過ぎたり、甘いものの取り過ぎたり、ストレスなど溜ってきていませんか?
こういう事が体に水分を溜めやすくするんですよ。
という事は、水が体に溜ってないと花粉症って出ないという事なんです。
だから花粉症の花粉はあくまでも引き金で、実は体の内側に問題があるから起きるんですよ。
この花粉症に対して、改善していくのに2つのポイントがあります。
・一つは皆さん体感した事があると思いますが、あったか~いお風呂にゆっくり入ると鼻づまりがスッーっと通りますよね。これでもわかるように身体を温めてやる事です。
代表的な漢方で言えば、身体を温めながら鼻を通してくれる
「葛根湯加川芎辛夷(かっこんとうかせんきゅうしんい)」
というような漢方薬を使います。鼻水より鼻づまりが気になる方へお勧めです。
・もう一つは体に溜まって鼻や喉、目から出てしまっている水分を汗や尿としてちゃんと外に出してやる事です。
これには代表的なのは水分代謝を良くして症状を和らげてくれる
「小青竜湯(しょうせいりゅうとう)」という漢方を使います。
水っぽい鼻水が続くような方にお勧めです。
これだけでなく症状や体質によって一人ひとりにピッタリ合う様に、使う漢方が違うのがスゴイところです。
ちなみにこの二つは症状を取るのを得意とする漢方☆
つらい症状をとる事はもちろん大切ですが、症状をとりながらも体に水分を溜め込まない体を作る事、日頃の養生で花粉症に負けない体作りをする事が大切ですよね。
自然薬は症状を取ることもやりますが、本当に得意なのは、
花粉症に負けない体を作ること
なんですね☆
花粉症でいうと、粘膜を強くして異常な反応を起こさないようにするとか、いろんなところに働きます!!
根本治療の自然薬もあるんですね〜(*^^*)
また、漢方では冬の病気は夏から治療するという「冬病夏治(とうびょうかち)」と言う言葉があります。
花粉症の時期だけでなく普段から体質改善をしておくと次の花粉症シーズンは随分楽に過ごせると思いますね(o^^o)
花粉症でお悩みの方はご相談くださいね☆
【葛根湯は何の薬?】愛媛 漢方 四国中央市 自然薬 風邪 インフルエンザ 葛根湯
2015年1月8日
今日は風邪のお話を☆
患者「先生、頭が痛てえんで」
Dr.「ああ、頭痛だな。葛根湯をおあがり」
患「先生、おなかが痛いんでございます」
Dr.「ああ、腹痛だな、葛根湯をおあがり」
患「先生、目が痛くて」
Dr.「ああ、葛根湯をおあがり。はい、次の方」
患「いや、私はつきそいに来ただけで・・」
Dr.「まあ、いいから葛根湯をおあがり」
有名な落語『葛根湯医者』でございます。
どんな患者さんが来られても「葛根湯」を処方するから『葛根湯医者』
そもそも「葛根湯」ってなんの薬だかご存知ですか??
そう。
風邪薬!!
では無いんですね〜♪(´ε` )
葛根湯は風邪薬ではないんですよ。
1800年前からあるお薬なんですけど、
昔の書物にも「風邪薬」の記載は全然ないんです。
じゃあなんて書いてあるか?
「首筋がこわばって、肩が凝り、寒気がして、熱が出てきて、頭痛がする時に服用してください。」
って書いてあるんです。
これが風邪の初期症状と同じなので風邪に使って有名になったんです☆
でも、落語の葛根湯医者みたいに色んな症状の方に使えるのが葛根湯。
肩こりにも使うし、結腸炎、結膜炎、中耳炎、蓄膿症、リウマチ、湿疹、蕁麻疹、歯痛、夜尿症、乳汁不足などなど、適応症はまだまだありますよ。
だから葛根湯医者はそれだけ聞くと
「ふざけた医者だな〜」と思われがちですけど、
実はこのお医者さんは名医かもしれません!!
逆に「風邪」に使う漢方薬も山ほどあります。
風邪の引き始め、ゾクゾク寒気がして、肩が凝って、熱が上がり始めて…の時は『葛根湯』。
熱が上がりきって、節々が痛くて、咳が出て…だと『麻黄湯』。
熱が上がってて、身体がだるくて…だと『柴胡桂枝湯』。
とか。
とにかく同じ人の風邪でもタイミングが違えば漢方薬は変わりますし、
人によっても変わります。
でも体質とタイミングが合えば驚くほどの効果を現してくれます!!
普通の風邪薬みたいに症状を抑えて、出なくする様な効き方じゃなく、
治癒する方向に導く治り方をしますからね☆
副作用も極端に少ないですし!!
また、1800年前の葛根湯の書物には「この薬を飲んだら、熱いうすいお粥を食べて、温かくふとんをかけて寝るがよい。なま物、粘いもの、冷たい物、肉や魚、酒、乳製品などは避けるべし」
と書いてあります。
「お薬も大事ですけど、養生が大事ですよ!」
と1800年前の先人が教えてくれてます。
自然薬は先人の知恵が詰まってるんです。
今は本当に風邪・インフルエンザ・嘔吐下痢が流行っています!!
感染症も自然薬療法と栄養療法を組み合わせると本当に病中も楽に過ごせるし回復も早いです☆
症状を取りながら自然治癒力を高めますからね(o^^o)
でもまずは予防と養生が大事ですよ〜!!
お気をつけて☆