【熱き想いが人を動かす!①】愛媛 香川 四国中央市 新居浜 西条 自然薬 漢方薬 漢方 生理痛 更年期 ストレス 自律神経
2019年4月8日
こんにちは!ヒロシです。
くすり屋を40年もやっていますと、いろいろな人達との出会いがあります。
その中でも忘れることの出来ない人たちがいます。
その人達との出会いが今の鈴木薬局を形作ったと思っています。
これからその人達に焦点を当ててご紹介していきたいと思います。
お礼と感謝の気持ちを込めて。。。
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当店に月に一度、社長自らが訪れてくれる伝統薬メーカーの社長さんがいます。
江戸時代から長野県の松本に家伝薬として伝わる名薬を製造している製薬会社の0社長です。
O社長は私と同年代という事もあってか、いつも話が弾みます。
O社長「このままでは日本の伝統薬は廃れてしまいます。
伝統薬は一般の人たちが服用して効果があるからこそ、何百年も愛用され続けてきたわけです。
『動物実験によって効果が確認されたから薬品として許可された』
という新薬とはわけが違います。
実際、伝統薬の中にはその効き目の良さで名薬と言われる物も沢山残っています。
でもそんな名薬も誰からが後世に伝えていかないと今に消えて無くなってしまいます。
今がちょうどその瀬戸際の時期だと思っています。」
実は、そういうO社長も平成13年に廃業を決意し、問屋や薬局にその旨を通知した事がありました・・・
つづく。
脳外科医なのに漢方医として評判を呼んでいる医者とは・・・③
2019年3月25日
こんにちは!ヒロシです。
くすり屋を40年もやっていますと、いろいろな人達との出会いがあります。
その中でも忘れることの出来ない人たちがいます。
その人達との出会いが今の鈴木薬局を形作ったと思っています。
これからその人達に焦点を当ててご紹介していきたいと思います。
お礼と感謝の気持ちを込めて。。。
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<考根論>とは一体どんな考え方なのでしょう?
「あのネ、、、もしあなたが大切にしている植物の葉や花が枯れたり、果実が実らなかったら、あなたはその植物のどこを診ますか?」
もちろん葉や花に薬剤を与えることで元気になる場合もありますが、プロの庭師なら絶対に根を診るはずです。
人間も同じです。
人間の根とはすなわち腹です。
腹を診るべきなのです。
江戸時代の中期に「人間にとってお腹が重要である」と唱えた漢方医がいました。
日本漢方を確立したと言われる名医「吉益東洞(よしますとうどう)」です。
吉益は「万病は腹に根ざす」といって病を診るときは必ずお腹を診ました。
お腹を診ることで処方を決めたのです。
そうすることで腹心という診断技術を確立しました。
田中先生の話を聞いているうちに、
私の頭にふっと日本に今でも残っている伝統薬のことが思い浮かびました。
そういえば・・・
日本に残っている伝統薬のほとんではお腹の薬なんです。
お腹を元気にすることで病気を治すという考え方で作られています。
まさしく「人間にとってお腹が重要である」です(吉益東洞)
田中先生は患者さんたちに必ずこんな話をするそうです。
①よく噛むこと
②腹八分目
③腹を冷やさないこと
基本的に腹が冷えると体が冷えるということ。
今の日本人は冷たいものを取りすぎているそうです。
(腹を冷やす食べ物にはどんなものがあるのかを話してくださいました)
お腹と心の関係についても話してくださいましたが、長くなりますのでまた日を改めてお話ししますね。
今日はこのぐらいにして、、、
皆様もどうぞお腹を大事になさってくださいね。
「考根論」に興味のある方は書籍になってますのでAmazonで注文してみてください。
脳外科医なのに漢方医として評判を呼んでいる医者とは・・・②
2019年3月18日
こんにちは!ヒロシです。
くすり屋を40年もやっていますと、いろいろな人達との出会いがあります。
その中でも忘れることの出来ない人たちがいます。
その人達との出会いが今の鈴木薬局を形作ったと思っています。
これからその人達に焦点を当ててご紹介していきたいと思います。
お礼と感謝の気持ちを込めて。。。
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『考根論』を唱えられている田中保郎先生のお話しの続きです。
私は毎日医療現場に立っていて、西洋医学の限界のようなものを感じていました。
例えば西洋医学は花粉症すら治すことができません。
ただ薬で症状を抑えているだけです。
皆さん薬剤師の方だからご存知と思いますが、今のところ症状を抑え込む薬を投薬するしか方法がないんですね。
鼻水を止める薬とか、目のかゆみを和らげる薬とか、
アレルギー反応を和らげる薬とかね。
「東洋医学なら根本から治せる方法があるんじゃないか?」
と思って漢方の世界に足を踏み入れました。
ですから私の漢方は独学です。
最初は何にもわかりませんから本ばかり読みました。
繰り返し繰り返し何百冊も。
そして学んだことを患者さんに応用していく。
だから私の師匠は本と患者さんたちです。
ある時中国医学のバイブルである黄帝内経(こうていだいけい)と言う本の中に
「治病必求於本(ちびょうひっきゅうおほん)」
という一文を見つけました。
これを日本語に直すと
「病気を治すには必ずその本質を求めるべし」
もっとわかりやすく言えば
「病気を治療するときは目の前の症状にとらわれてはいけない。必ずその本質を見極めなさい!」
という教えの一文なのです。
大昔の中国の医者たちはこの一文に到達するまでにナント!600年もかかってるんですね。
漢方医学の奥深さを感じました。
ところが今の西洋医学は目の前の症状から抜け出せないでいる。
私が唱えている『考根論』の基本はこの黄帝内経の一文がヒントになっています。
<考根論>とは一体どんな考え方なのでしょう?
つづく・・・