健康コラム COLUMN

【室内で熱中症になった話】愛媛 香川 四国中央市 新居浜 西条 自然薬 漢方薬 漢方 熱中症 ストレス 自律神経 HSP

2024年9月19日

こんにちは。

猛暑ですね。

朝、庭の草花に水をやるだけで頭がぼーっとして汗が噴き出してきます。

皆さんも、ちょっとこのぐらいは大丈夫やろ・・・と、そこで無理をしてしまうと熱中症になってしまいますよ。

ご用心!ご用心!

 

さて、熱中症といえば思い出す出来事があります。

2011年8月16日(火)猛暑日・・・

13年前のことです。

当時の日記には、こんなようなことが書いてありました。

 

ここ数日間、猛暑が続き今日も朝からゆだるような暑さ。

今頃、お墓参りに行った人は大変だろうなあと涼しい薬局で仕事をしていると、昼過ぎ、妹から電話がかかってくる。何か、切羽詰まったような慌てた声!

 

「兄ちゃん、今、上分の家に居るんやけど、お父ちゃんの様子がおかしいんよ!龍兄ちゃんに電話したら、ウチの病院よりも〇〇クリニックに連れて行ったほうが早いけん、すぐにそっちに行け!連絡しとくきん。

って言われて・・・」

「どんな様子なん?」

「それがなあ、さぁお昼ごはんにしようかという時に急に「気分が悪い」言うて、ずっと洗面所で吐きよるんよ。でももう吐くモンもないきん、しんどそうで・・・」

「牛黄清心元と感応丸氣は食べさせたんか?」

「それが、食べさせても全部吐くんよ・・・水を飲ましてもすぐ吐くんで水も飲めン状態なんよ。汗がすごい出よって、びっしょりになっとる」

「それはいかんな!たぶん熱中症じゃなぁ」

「でも昨日も今日もずっと家の中なんよ。なんにもしてないんだって。ほんまに熱中症かなぁ・・・」

「おやじ、冷房嫌いやけんクーラー入れてないんと違うか?」

「そうそうその通り。扇風機しか使ってないわ。部屋も暑い!私なら耐えられん!とにかくすぐに〇〇クリニックに連れて行くわ」

 

 

しばらくして外出していた妻が帰ってきたので、

 

その足ですぐにクリニックに駆け付けてもらう。

それと入れ違いに、妹の主人が途中経過を報告しに、わざわざ薬局まで来てくれる。

 

「お兄さん!やっぱり熱中症から脱水症を起こしていました。点滴したら吐き気もおさまって、ずいぶんと顔色も良くなりましたからもう大丈夫だと思いますよ。」

 

なんとか一安心。

 

帰りまでずっと一緒にいて父を家まで連れて帰ってきた妻によると、帰りはひとりでスタスタと歩いて帰れたよう。(クリニックに行く時は腰が立たなくて、大学生の男孫二人に抱えられて車に乗った様子)

 

点滴の後、腸捻転の疑いをはらすためのレントゲンを撮り、無事、母の待つ自宅へ帰ってこれたのだった。

 

すぐに母に電話して、一日三回、牛黄清心元と感応丸氣を503で飲むように指示。

 

翌日、元気になった父から電話あり。

「死ぬんかと思ったわ。ひとりで居ったら死んどったかもしれんのう。腰抜けて歩けんし。熱中症って恐ろしいもんじゃのう!お前に言われたように朝から夜寝る間もずっと一日中クーラーかけるきんの。今日は朝飯もうまかったし、もう大丈夫!ありがとうな。」

いつもの張りのある大きな声に一安心。

 

今回のことで思ったことは

 

*皆が居てくれてよかった

*近くに身内が住んでいてくれてよかった

*兄弟みんなが仲良くてよかった

*兄弟みんなが医療関係者でよかった

 

そして

*薬が口から飲めるって本当に有難いことなんだなぁと。

 

あれから十三年経ち、今年九十四歳になる父は、今年の夏は冷房のしっかり効いた快適な老人施設に入所しています。

 

今では家の中でじっとしていても熱中症になることがあるのは常識ですが、十三年前にはまだあまり知られてなかったなあと思い出しました。

 

今年の猛暑は異常です!

皆様も熱中症にはくれぐれもご用心下さいね。

 

※重症の熱中症は後遺症が残りますので早めに受診なさってください。