【もののけ姫のシシ神の正体は…!!?】愛媛 四国中央市 漢方 自然薬 相談薬局 自然農法 吉田俊道
2013年12月11日
見ました!
もののけ姫☆
小学生の頃に映画館に連れて行ってもらって見た以来、
約20年ぶりに!
(そんな前の作品なんだ!(◎_◎;))
先日、NPO法人【大地といのちの会の理事長】で、菌ちゃん農法の提唱者「吉田俊道さん」の講演の中で、
「もののけ姫に『シシ神様』って出てきたでしょ?
あのシシ神様の正体ってね〜実はね〜………なんだよ〜」
って言うお話があったんですよ。
単純なボクは、
「何!?何!?うそー!?マジ!!?」
って気になったので、その真相を確かめるべく、借りてきました〜♪
お前にサンが救えるか!?
ってやつね☆
あらすじを書いても仕方ないので早速問題のシーン。
「シシ神は命を与えもし奪いもする。そんな事も忘れてしまったのかイノシシども!」
このセリフを覚えてますでしょうか?
サンの母(山犬モロ)が森の主のイノシシに話しているシーンで話されるセリフです。
映画の冒頭でシシ神様はタタリ神になったナゴの守(イノシシ)の命を奪います。
なのに、鉄砲で撃たれ、弱っている人間(アシタカ)を助けたんです。
森の主の命を奪ったのに、森を壊す人間を助けた。
その事に納得のいかないイノシシが、
「なんで森を守っている主の命を奪って、
森を破壊している人間を助けるんだ!!
シシ神は森の守り神ではないのか!!」
って怒るんです。
覚えてます?
そして、イノシシ達の怒りに対して、
サンの母(山犬モロ)の言葉が、
「シシ神は命を与えもし奪いもする。
そんな事も忘れてしまったのかイノシシども!」
そうなんです。
シシ神様が触れると、命を奪いもするし、与える事もするんです。
タタリ神になったおっこと主も最後は命を奪われます。
さぁ。
なんでシシ神様はタタリ神になったイノシシ達の命を奪い。
森を破壊している人間の命は助けたんでしょうか?
これは色んな捉え方があると思います。
吉田先生はこう捉えました。
シシ神様の正体は菌ちゃん(微生物)だった!!
どういう意味かと言いますと、
食物連鎖の中で、
光合成をして酸素や糖を生み出す植物は生産者
その植物を食べる人間は消費者
植物や動物の死骸を分解する菌類は分解者
なんですね。
分解者の役目って命が無くなって土に横たわった瞬間から、次の命の栄養になるように分解をはじめるんです。
逆に命がある状態の時には絶対に分解はしないんです。
分かりやすく言うと、
人参が土の中に植ってる時は菌ちゃん達は人参にミネラルや栄養が届くように働いてくれます。
命ある状態だとその命を一生懸命生かそうとします。
でも、
人参をいったん抜いて、半分に切って土の上に置いておくとどうなりますか?
みるみる腐っていきますよね。これが菌ちゃんによる分解です。
そうする事で栄養が分解されて、土に戻ります。
その栄養をもらってまた新しい命が生まれます。
命が無い状態だと早く次の命に繋ぐ為に分解していきます。
これが菌ちゃんの役目です。
もうお分かりですか?
まさにシシ神様がやっている事は菌ちゃんがやってる事と同じで、
命あるものには全力で生かそうとして、
命が無くなっているものには分解する事によって命のバトンを次に渡します。
何万年も、何億年もこの命の循環が繰り返されて、
今の自分がいて、世の中があるんだな〜と実感しました。
最後に、
サン「アシタカは好きだ。でも人間は許せない。」
アシタカ「それでいい。サンは森の中で、私はタタラ場で暮す。」
「共に生きよう」
という言葉で終わります。
共に生きる。
深い言葉ですね〜。
やっぱり原点は自然と共に生きる事。
そんな気がします。