【「わかっちゃいるけどやめられない」をやめる方法】愛媛 香川 四国中央市 新居浜 西条 自然薬 漢方薬 漢方 生理痛 更年期 ストレス 自律神経 HSP
2024年8月16日
不健康だけどやっちゃう。
ありますよね。わかっちゃいるけどやめられない。やめられない止まらない。ありますよね。
不健康だけどやっちゃう。もですし、
健康にいいとわかってるけどできない。もありますよね。
絶対早く寝た方がいいのはわかってるのに、夜更かししてしまう。
この時間に食べない方がいいのわわかってるのに、食べちゃう。
寝る前はスマホを見ない方がいいのはわかってるのに、見ちゃう。
この食事は食べない方がいいとわかってるのに、食べちゃう。
ウォーキングした方がいいのはわかってるけど、続かない。
アルコールは飲みすぎない方がいいとわかってても、飲んじゃう。
あげ始めたらなんぼでもありますし、
体にとって基礎的な健康を作る時に必要なことなんて、めちゃくちゃシンプルで、
栄養バランスよく食べる。ちゃんと排出する。適度な運動をする。穏やかな人間関係を作る。しっかり睡眠をとる。
とかだったりするんですよね。
でも、人間は心がある生き物ですから、その通りにはいかないんですよね。
で、なんでやっちゃうの?って話しを今日はしようかな。と思います。
食事ね。
忙しくなったり、ストレス過多になってきた時に、無性にジャンクフードを食べたくなることってないですか?
なーんかわからんけど、マックでバーガーとポテトが食べたい!とか、異様にチョコを食べたい!無性にポテチが食べたい!カップラーメンが食べたい!!っていういわゆる超加工食品と呼ばれたり、ジャンクフードと言われたりするものが食べたくなる時ってないですか?
で、食べたら食べたで、一時的には満足するけど、ちょっと胃もたれしたり、食べ終わった後そこまで満足感が得られずに、パンパンに膨れたお腹にちょっと湧き出る罪悪感をコーラで流し込む。みたいなことやったことないですか?
なんかね、ストレス過多になるとジャンキーなものを食べたくなる!これ僕もそうなんですよね。
で、これやめられないんですけど、なんでこうなるのか?という仕組みがわかれば、ジャンクフードじゃなくていいやん!ってなったりしますよね。
これね、思うに、ストレス過多の時って、脳のキャパいっぱいいっぱいじゃないですか。
まぁいわば余裕がない時ですね。その時に欲するものは、シンプルなものを欲するんじゃないかと思うんですよ。
余裕がなくても一発で美味っって感じられるもの。
脳が一杯一杯の時に複雑な味わいのものを味わって味を感じ分けて、ってするよりも一発ガツンと味のわかりやすいものを食べたくなるんじゃないかと思うんですね。
その時に、すっごい簡単なのはグルタミン酸をはじめ、アミノ酸系の旨み成分をとる事だと思うんですね。
カップラーメンとか、ポテトチップスってグルタミン酸とかのアミノ酸等ってまとめられる旨み成分がしっかり入ってますよね。それによって旨みを感じられる成分ですよ。
本来、和食で旨みを感じる時は出汁をとってその出汁の中の一つの成分がグルタミン酸で、他にいろんな旨み成分と混ざり合って「美味しい」と感じるわけですけど、一発でうまさを感じられるシンプルな添加物の形で入ってるものの方を欲するんじゃないかと思うんですよ。ほんで味の分かりやすい、味の濃ゆいものね。
なので、ストレスが多くてジャンキーなもの食べたいな!って思ってる時は、ジャンキーなものが食べたいんじゃなくて、一発で旨みを感じ得られる味の分かりやすいものが食べたい!ってものに変換して考えると、別にジャンクフードじゃなくてええやん!ってなったりしますよね。
あと、頭をめっちゃ使った時とか、甘いものが欲しい!って思うじゃないですか。そうなると、甘いもの=チョコとか、そっちに流れちゃうんですけど、この時に欲してるものは、甘みなんですよね。脳を使って、脳のエネルギーになるブドウ糖が欲しいと。エネルギー不足じゃー!って言ってるわけです。脳は。それが僕たちが認識するのは甘いものが欲しい。と言う形なので、チョコ食べたり、ケーキ食べたりしちゃうんですけど。
違うんです。ブドウ糖だけとってもエネルギーにはならないんです。
もう何千年も、人間が甘いものが欲しい!って思って口に入れるものは果物、さつまいも、とかだったんです。
だって、そんな砂糖なんてつい100年前でも高級品ですよ。
甘いもの=甘い野菜、甘い果物だったんです。
その時に果物野菜を食べると、ブドウ糖も取れます。果糖も取れます。そして同時に、ビタミンミネラルも取れます。そうするとエネルギーを作る時の材料は、ブドウ糖だけじゃなくて、ビタミンミネラルも必須ですから、その材料を入れたい!甘いものが欲しい!じゃなくて、エネルギーが欲しい!なのでちゃんと材料を揃えた状態で届けてあげないと、いくらチョコ、ケーキを食べたとて
満足しないんですよ。
と言うことで、不健康だとわかってるけどやってくる欲求の本体はなんなんだ?って見極めると対処しやすいよ。って話しでした。
【賢く休むには】愛媛 香川 四国中央市 新居浜 西条 自然薬 漢方薬 漢方 生理痛 更年期 ストレス 自律神経 HSP
2024年7月1日
現代人の疲労は全てが脳疲労だ!と言われるほどに、現代人は頭を使う仕事が多いですよね。
デスクワークの人なんて肉体で言うと、ほとんど指先ですよね。使ってるの。
体を動かして!みたいなのは大工さんとかと比べてたら全然じゃないですか。
でも考えて、悩んで、気を使い、気を配り、目を使い、脳を使い。。。と言う感じで、仕事が終わる頃にはぐったりみたいな。仕事以外でも、めちゃくちゃ気を使う、食事会でもランチでも会議でもなんでもいいんですけど、すっごい気を使う環境に行った時に、終わった後に、だぁーーーって疲れません?
いや。人と話しながらご飯食べただけやん!ってことなんですけど、それが疲れるんですよねー!!
脳疲労、気疲れですよ。
と言うことで、休息を取るにも体の疲労を取るだけじゃなくて、脳の疲労を取ることも考えておいた方がいいですよね。と言うことで、脳を休める方法ですよ。
ざっと二ついきましょうか。
一つ目は非日常を味わう!です。
いつもやってること、いつも見てる景色、いつもやってる行動以外のことですね。
まぁこれの最たるものが旅行ですよ。
いつもと違う場所でいつもと違う景色を見て、みたいな。
禅を世界に広めた150年前の仏教哲学者、鈴木大拙さん。
日本だけじゃなく世界に禅を広めた人なんですね。スティーブ・ジョブズが禅の世界に没頭したきっかけになったのも鈴木大拙さんなんですよね。
禅って日本人でも説明して!って言われて答えられる人そんなにたくさんいないんじゃないか?と思うんですけど、この難しい、とにかく体感して感じろ!って世界観の禅を英語で世界に発信した。この鈴木大拙さんが「禅とは何か?」をわかりやすくした時に使ったワードが「禅とは、ビギナーズマインドである」と言ったんですよ。
「初心者になりなさい」ってことです。
初心者の視点でやると、全てが新しく、一個一個に集中することになるんです。と言うことはこれ、今に強烈に集中していることになるんですね。まさに禅。座禅を組んで瞑想しなさい!と言われてもなかなか馴染みがある国でも広まらないのに、馴染みのない、しかも宗教の匂いがめちゃくちゃする禅なんて広まらないですよね。
それを、「ビギナーズマインドです!」ってめちゃくちゃわかりやすいですね。
ビギナーズマインド、初心者になる。これを無意識でやっているのが「非日常を味わう」ですよ。
わざわざ旅に出る必要もないんです。休みの日にいつもやらないこと。いつも通らない道、入らない店、行かない場所に行ってみる。これが脳にとってはめちゃくちゃリフレッシュできるんです。
後もう一つは、
熱中する!集中する!没頭する!
何か自分の好きなことに没頭している時間って瞑想状態なんですよね。
人の脳が一番疲れるのはボーっとしている時。
いわゆる雑念まみれの時。過去のことを考えてみたり、未来のことを考えてみたり。でぼーっといろんな思考があっち行ってこっち行ってって時です。
その時にDMNデフォルトモードネットワークと言われる脳の場所がすっごく働いていて、その時にすごい量のエネルギーを消耗します。DMNのエネルギー消費量は、脳の全エネルギー消費の60~80%を占めるとされています。すごいですよね。
知らず知らずのうちにぼーっとあれこれ考えてる時がDMNが活性化してエネルギーをめちゃくちゃ消耗しているというね。で、このDMNが一番落ち着くのが瞑想です。
が!!そう簡単に座禅を組んで瞑想をして完全なる瞑想状態に入れるわけじゃないんですが!!
何かに没頭してる時、集中してる時は、瞑想状態になってるんですよ。
これ非日常もそうなんですけど、たとえばわかりやすいのが海外旅行に行ってガウディ−のサクラダファミリアに行った時って、めっちゃ集中してません?うーわ!すっご!これどうなってんの?え!?ここが?えーーーこんなことできるん?いつの時代よ?は???みたいな集中してる熱中してますもんね。
と言うことで、やっぱり非日常って素晴らしいですよ。
大きな非日常も素晴らしいですけど、日常の中に実はいくらでもある非日常を味わうのを意図してみてください。
【200年前から続く自律神経の漢方薬】愛媛 香川 四国中央市 新居浜 西条 自然薬 漢方薬 漢方 生理痛 更年期 ストレス 自律神経 HSP
2024年6月14日
先日、敬震丹というお薬を作られてる犬伏製薬さんで講演させていただきました。
しかも、僕が講演して、犬伏社長が講演して、僕と父と犬伏社長とで対談する。という謎の組み合わせの勉強会でして、非常に面白かったんです。
敬震丹ってのがまたね。これが非常にいいお薬でして、自律神経の調整薬として使うことが多いお薬なんですけど、自律神経の過緊張が続いて、脳が緊張状態が続いてしまって、イライラしたり、動悸がしたり、眠れない、消化不良、食欲が落ちる、胃腸虚弱みたいな時に使うんです。
ストレスがかかって体に不調が出た時に大活躍してくれるんですけど、これがね、面白い漢方薬でして、
徳島県は藍住町という所に本社がありましてね。
文政の時代に開発された漢方薬なんです。
文政っていつやねん!って感じでしょ。
1818年〜1830年までの間に開発されました。という記録が残ってて、細かな数字は残ってないらしいんですが、文政の時代のどこかで製薬されたそうです。
なので、もうほぼ200年ですね。
当時から日本では手に入らない高価な生薬も結構な量使われてまして、
牛黄、麝香、龍脳とかね。
あとは人参、沈香、とかも当時は高価なものだったんですけど、そういう高価だけど効果は確かなものがふんだんに使われております。
でね、この時代っていろんな薬が開発されては消え、開発されては消え、を繰り返してるんですよ。
一時は支持されるんですけど、実際に飲んで効果がなかったら、途端に売れなくなって消えていきますからね。
この時代から作られて残ってる漢方薬って、本当に効果があるものしか残ってません。
ほんでね、会社というか犬伏家としても200年の歴史がしっかり残ってるので、昔の文献とか残ってるんですよ。
明治時代の添付文書とか、色々と過去の情報が残ってて、これ見てるだけでも最高に面白いんですけど、今回講演をさせてもらうのに、オンライン講演だったんですけど、対談があるので、犬伏製薬本社まで行ってきたんです。
で、会社に行って工場を見せてもらったりするのは何度目か、なんですけど、
今回は、今の工場に移る前。昭和初期とか、明治時代に作られていた工場を案内してくれたんです。
残っとんのかい!って話ですけど、しっかり重要文化財になってました。
なかなか珍しいですよね、昔の医薬品を作ってるところが重要文化財で保護されてるって。
その時代の工場、まぁ蔵ですよね。
蔵の中には、その当時使われてた、生薬を粉砕する機械とか、粉砕したものをふるいにかけるふるい機とかの機械があって、明治時代にこの機械つくりました!って記載がありました。
敬震丹って、1cmぐらいの正方形で厚さ1mmぐらいの板なんですけど、それを作る時にまず、粉砕した生薬を篩にかけて細かくします。で、細かくしたのを、当時結合剤はもち米だったらしいんですけど、ちょっともち米を混ぜて板状に伸ばして、それをカットしていくみたいな一連の機械がありました。
当然、木でできてるものと、とは鉄の塊?学校の技術室みたいなところにある簡単な手動の機械みたいなのが並んでました。本当味があるんですよ。
今では衛生的な問題とかで絶対使えないものですけど、めちゃくちゃ趣があって、綺麗に保管されてました。
今、社長が9代目ですけど、先代がまだ社長をされてた頃に、教えてくれたのは「昭和初期にはうどん1杯が3銭の頃に、敬震丹は1片、一回分が20銭だった。」って言われてましたので、今で言う所の2000円ぐらいでしょうかね。1回分ですよ。今は1回分250円ぐらいなのでね、当時いかに貴重なものだったのか。と言うのがわかりますよね。
昭和初期の効能書きは、百日咳とか麻疹の治療として使われてたみたいです。牛黄が入りますからね。
それが、時代が進むにつれて変化して、今では自律神経、脳に使うようになってます。
明治時代に作られて、ストレス。と言う言葉も、脳から医学を考えるなんて概念すらない時代に作られてたものが、時代を経て今は超ストレス社会で、しっかり脳に作用して自律神経を調節して日本人を助ける漢方として生き残り続けてると思うと、これからも残していって欲しいなぁとすごく思いました。
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